社員のOFFタイム

A.I

09

機械系出身者の
活躍する場が多い会社です

生産技術本部 第2生産技術部A.I

2013年 中途入社 工学部 卒

より良い生産設備をつくりたい

大学卒業後、半導体製造などに使われる設備のメーカーに勤めました。半導体メーカーなどのお客様が決めた仕様に基づき、電気や機械を組み合わせ、生産設備をつくる仕事でした。ところが、ある程度の経験を積んだころ、今度は生産設備の改良・開発をやりたいと思うようになりました。そのためには、設備投資をする元気のある会社に行くのがよいと考え、キャタラーに転職しました。ちょうど、キャタラーがインドに工場を立ち上げる時期に当たり、日本とは違った仕事の面白さを期待したのも、転職理由の1つでした。

設計から量産トライ、引き渡しまで

設計から量産トライ、引き渡しまで

私の仕事は、二輪・小型エンジン用触媒の生産設備を設計し、設備メーカーに仕様を示してつくってもらい、工場に導入することです。さらに、その設備を実際に動かし、良い品質の製品を量産するための条件を整備します。最終的には後工程である製造部門に製造方法を伝え、設備を引き渡します。保全部門にトラブルへの対処方法を伝えることもあります。
前職ではお客様の監督を受けながら設備をつくる立場でしたが、現在は監督する側です。前の会社では、半導体や太陽電池の生産設備をクリーンルームでつくっていました。触媒の生産設備とはまったく違うのですが、電気・水・エアー等を使って動くという基本は同じなので、経験を応用できています。

キャタラーで叶った願い

自分のアイディアを活かし、生産設備を改良したいという願いは、キャタラーで叶いました。例えば、二輪用触媒のメタル基材の生産設備で、改良に打ち込みました。
メタル基材の製造では、金属の部品同士をろうで固める工程があります。この工程では、部品をろう材のプールに入れてから引き上げ、余分なろうを吸い取る方法が主流です。しかし、この方法は、使用材料に無駄があるなどの課題があります。そこで、固着させたい量のろう材をあらかじめ分け取るフェーズを設けることにしました。ただ、新興国をターゲットとする二輪車の触媒は、安いコストでつくることが至上命題です。当然、生産設備も安いに越したことはありません。そのような制約の中で、既存の設備や方式を踏襲しつつ、改造によってろう付け工程の課題をクリアすることができました。

ひらめきや同僚との
ブレストがきっかけに

もう1つの例としては、触媒基材を作るときに使う波形状の金属部品を形成する設備の改良があります。薄い金属の板を一定のパターンの凹凸形状に形成するには、摩擦と熱によって薄材が破れないように、潤滑油を使うのが、従来の方法です。ただ、形成後に潤滑油を除去するため、熱処理工程が必要になってしまいます。
この工程を省略するため、潤滑油ではなく水を使うようにするのが、私のミッションでした。ローラーの精度や形状、表面の粗度の改質、温度の管理など、細かい部分の改良を積み重ね、実用化のめどが立ちました。
生産設備の改良・開発には、大きなやりがいを感じています。ちょっとしたひらめきや、先輩・同僚とのブレインストーミングがきっかけとなり、問題解決の道筋が見えるときに、仕事の面白さを実感しますね。

自信を持ってくれた
インドのスタッフ

インドでの仕事も勉強になりました。
食事情やその他の生活環境が日本と異なりますが、私は知らない土地への旅行が好きなこともあり、インド行きは全然ウェルカムでした。
インドの工場では、生産設備の導入や量産トライアルなどを行いました。現地のスタッフたちが自信を持って製造業務に当たり、「自分たちでつくったんだ」という喜びを表してくれたときが、最もうれしかったですね。
また、インドは時間に少しルーズなお国柄だったり、必要な部品がすぐに手に入らなかったりすることが多いのですが、それらも自分の仕事のやり方を見つめ直すよい機会になりました。

「工場の世界観」をつくりたい

「工場の世界観」をつくりたい

私の将来の目標は、まだぼんやりとしているのですが、「工場の世界観」を創り出せる人間になりたいと思っています。
少し分かりにくい言い方かもしれませんが、「良いものをより安くつくりたい」という共通の目標に向かい、同じ目線で常に改善を考える仲間たちを増やし、工場の世界観を醸したいということです。そのためには、人を育てることも大切になります。
私は技術畑の人間なので、機械いじりに没頭することも好きです。しかし、それだけでは、自分が向かい合っている1台の機械を改良することしかできません。それよりも効率よく、皆で楽しく製造現場全体の改善を進めるために、世界観の醸成が必要になると思います。

機械系出身者の細かさが
必ず役立ちます

機械系出身者の細かさが必ず役立ちます

学生の皆さんには、「機械屋が活躍する場面が多い会社です」ということをぜひお伝えしたいと思います。キャタラーは化学系の企業というイメージが強いでしょう。実際、私が所属する部署にも、化学系のバックグラウンドを持つ人が多く所属しています。ただ、触媒を製造するためには、1μの公差の中で、ビシっとモノをつくるという機械系の細かさが必ず役立ちます。
また、私の所属部署では、メタル基材という触媒のベースになる部品もつくれば、スラリーという触媒機能を宿したドロドロした液体もつくります。そのような“二面性”が、また面白いところです。技術屋としての幅が広がる、とてもよい仕事だと思っています。

1日のスケジュール

スケジュール

7:00
出社
8:00
チームミーティング
9:00
設計・開発打ち合わせ
10:00
設備メーカー(サプライヤー)との打ち合わせ
11:00
12:00
昼休み
13:00
テスト(実験、新工法の検討など)
14:00
15:00
 
16:00
会議(製造部門との連絡会、不具合の共有)
17:00
新規設備の設計検討
(ソフト・機械)
18:00
19:00
帰宅
20:00
夕食
21:00
趣味の海外ドラマ、ネットサーフィン(ニュース等)
22:00
ランニング、お風呂
23:00
睡眠
0:00
1:00
 
2:00
 
3:00
 
4:00
 
5:00
 
6:00
起床、朝食、シャワー

インドでは世界遺産を訪ねました

インドでは世界遺産を訪ねました

休日は出歩くことが多いですね。近場ですと、御前崎にウミガメの産卵を見に行くのがオススメです。仕事でインドに行ったときには、世界遺産のアジャンター石窟群を訪ねました。大小30窟余りがある仏教寺院遺跡で、最も古い石窟は紀元前2世紀に開かれたそうです。別の会社で働く大学時代の友人が、やはりインドに出張していたので、一緒に行きました。現地の学生と触れ合う機会もあり、よい思い出になりました。

※掲載している内容はインタビュー当時のものであり、現在の状況とは異なっている場合があります。

■ 過去3年の新卒採用者数・離職者数

〈 2022年度入社 〉 学部卒:3名、修士了:13名、博士了:1名 ※離職者なし
〈 2021年度入社 〉 学部卒:1名、修士了:15名、博士了:0名 ※離職者なし
〈 2020年度入社 〉 学部卒:2名、修士了:13名、博士了:0名 ※離職者なし

■ 過去3年の男女別新卒採用者数

〈 2022年入社 〉 男性:12名、女性:5名
〈 2021年入社 〉 男性:12名、女性:4名
〈 2020年入社 〉 男性:12名、女性:3名

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株式会社キャタラー
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電話:0537-72-3131( 代表)FAX:0537-72-5647

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