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創の拠点

研究開発拠点の移転プロジェクトは、
「知の交流」を狙った挑戦的なものだった。

創の拠点

研究開発本部の約300人は2017年秋から段階的に、磐田市に新設される「キャタラーARK(Advance Research Knowledge)クリエーションセンター」へと仕事の舞台を移します。有事の事業継続マネジメント(C-BCM:Cataler-Business Continuity Management)の一環として始まったARK計画。しかし、それは次第に「知の交流」「オープン・イノベーション」なども狙いとした挑戦的なプロジェクトへと進化していきました。プロジェクトの事務局メンバーとして、構想の取りまとめを担った2人に話を聞きました。

田中 精二 大貫 良太

田中

ARKは7.32haの敷地に研究棟、試験棟、実験棟があり研究開発の拠点となる施設です。
新東名高速道路からのアクセスが良く、トヨタ自動車殿の本社(愛知県豊田市)~東富士研究所(静岡県裾野市)のほぼ中間地点に当たります。C-BCMの観点から、標高65mの地盤の良い場所を選びました。中心的な建物である研究棟は、どのようなことがあっても守れるように免震構造になっています。
ARKでは、新たな価値を生み出す「知の交流」を促すため、階段や通路を使うだけでも技術者同士の交わりが生まれるコミュニケーションエリアや、ブレインストーミングに最適な「ワイガヤ」スペースを設けています。
また、お客様にご利用いただけるオープンラボを当社で初めて導入しました。さらに、現在の研究開発本部では各部署が別々に管理している機能を集約し、効率化を図っています。

ARKに込める“魂”を議論

大貫

「知の交流」、オープン・イノベーションといったARK の特徴が固まったのは、最近1年ほどのことでした。用地取得は2015年春でした。2015年夏、建設業者の決定とほぼ同時期に、ARKの活用法について議論するプロジェクトチームがスタートしました。私もそのころ、研究開発本部での四輪触媒の開発から、ARK新設の事務局へと担当業務が変わりました。

田中

私は当時、研究開発本部の室長としてディーゼル触媒に取り組んでいました。プロジェクトチームのメンバーに選ばれたものの、どちらかと言うと研究開発に全力投球の状態。 大貫君から「どのような建物をつくりたいですか」と問い合わせを受けても、自部署の業務が多忙でなかなか協力できませんでした。現在の部署に異動したのは2016年です。

なぜ今か?

田中 精二

田中

研究開発本部の一員として感じていたのは、ARKへの移転が「なぜ今、必要性なのか?」ということでした。営業部署や製造現場と離れてまで、移る必要があるのか?移転すれば仕事がやりやすくなるのか?大貫君には「移転とともに、僕らの働き方をどのように変えるのかを議論しないと、良い施設はできない」と伝えました。 移転の必要性を強調する材料はそろっていました。まず、C-BCM。そして、自動車の電動化やパワートレーンの多様化を考えれば、その変化に対応するための仕掛けを急がなければならないという議論です。

大貫 良太

大貫

さらに、トヨタグループのリソーセスを最大限に活かして開発に当たるためには、研究開発拠点と豊田市長久手・裾野市との間で、人の行き来が不可欠。地の利を得た所に移るべきです。
ところが、研究開発から製造までを1つの拠点で行ってきたこれまでのスタイルも、評価は高かったわけです。営業からの情報がダイレクトに入り、研究開発から生産技術への流れもスピード感を持ってできています。
当然ながら、研究開発部門からワーキンググループ(プロジェクトチーム)に参加しているメンバーたちは、「わざわざ離れたところへ移って、いいことがあるの?」という疑問を禁じ得ません。「今、しっかりとやっているんだから、変える必要がないだろう」と、仕事の現状に対する自負をのぞかせる意見もありました。

コンセプトを語るよりも、
見てもらうこと

大貫

そこで、外部の先進的な研究開発の環境を紹介したり、実際に見てもらったりすることを心がけるようにしました。コンセプトだけでは、研究開発に全力を傾けている忙しい研究者を動かせないと実感したからです。
具体的には、多様な業界の企業や大学、行政などが設置している研究開発の拠点で、新しい建物が完成したと聞けば、訪ねて調査しました。その中で、コミュニケーションエリアを設けて「知の交流」を促している例を見たり、「今までになかった研究者同士の交わりが始まり、新しい発想が生まれた」という生の声を聞いたりすることができました。このような調査結果を社内に伝えることで、ARK新設のメリットについて少しずつ理解してもらいました。

田中

やはり訪問した各施設では、人の流れを工夫し、人と人が触れ合うように考えられた仕掛けが目を引き、「これは働きやすくなる」と実感しました。研究者たちにも実際に見てもらい、「世の中はこんなに進んでいるのか」と感じてもらえば、働き方を変える波が生まれるのではないかと考えました。

潜在的な課題に
向き合いはじめた
プロジェクトチーム

田中 精二 大貫 良太

田中

先進例を実際に見てもらったり、生の声を集めたりする地道な作業を続けたところ、ワーキンググループ(プロジェクトチーム)では具体的な意見が少しずつ出るようになりました。 例えば、パワートレーンの多様化により、キャタラーが取り組む仕事の範囲が拡大することに対し、今の延長線で頑張るという選択肢もある。ただ、今以上に体力が必要になる。では、どうするか。自然と「仕事のやり方を現状から変えないと、まずいよね」という話になります。具体的には、各部署の共有施設を集約して管理の効率化を図ろうとか、燃料電池(FC)の開発では先進的な炭素材が求められるため、新しい類似素材を扱っている部署を隣り合わせにしよう…といったアイディアです。

大貫

外部の先進事例というイメージが引き金となって、なんとなく感じていた潜在的な課題に向き合えるようになったのだと思います。
製造現場と研究開発部門が離れることで、トラブル発生時に製造現場へすぐに駆けつけることが出来ないという課題についても、開発のフェーズごとにきちんと仕事を完結させ、手戻りなく次の工程に引き渡すようにすれば、トラブルが発生しても製造現場へ行く必要がなくなるようにしようという意見が出ました。これは、全社で取り組んでいる自工程完結につながる姿勢だと思います。

これからも、
イメージを見せていきたい

田中

事務局としては今後、世の中の動き、最新の技術、他社の働き方などを広く情報収集し、社内に伝える役割を果たしていきたいと思います。その上で「皆さん、どうですか?」と質問を投げかければ、意見が返ってくると確信しています。

大貫

人と人が話をするとき、各々が思い浮かべていることは全然違うということを学びました。これからも、イメージが見える環境を整え、それをきっかけに議論が始まるように促したいと思います。

※掲載している内容はインタビュー当時のものであり、現在の状況とは異なっている場合があります。

ストーリー一覧

■ 過去3年の新卒採用者数・離職者数

〈 2016年入社〉 学部卒:3名 院卒:13名 ※離職者:なし
〈 2015年入社〉 学部卒:4名 院卒:  9名 ※離職者:なし
〈 2014年入社〉 学部卒:3名 院卒:13名 ※離職者:1名

■ 過去3年の男女別新卒採用者数

〈 2016年入社〉 男性:13名 女性:3名
〈 2015年入社〉 男性:12名 女性:1名
〈 2014年入社〉 男性:15名 女性:2名

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