立松
人事部には人財開発室と人事労務室があります。採用と人財育成を行っているのが、人財開発室です。
岡島
人事労務室は昇格、昇給、組織変更、異動といった人事業務と、給与、賞与、社会保険、退職金などの労務業務を担当しています。
経営管理本部 人事部 人財開発室
立松 英俊
立松
キャタラーでは、新しい人財育成制度C-HAM(Cataler-Human Asset Management)を導入しています。この制度の狙いは、高能力人財の早期育成です。職能資格等級に応じた教育をタイムリーに受講することができるだけでなく、専門分野の教育プログラムを充実させたことで、連続的に能力を高められるようになりました。また、1人ひとりがどのように成長していきたいかというビジョンを持ち、その考えに基づいて上司と受ける教育やその成果について話し合う面談を行うことで、モチベーションを高めて、自発的な行動を促す取組みも始めています。信念を持って進めることで、社内の様子が変わっていくことを感じられるのが今の仕事の醍醐味だと思います。
現在は、より良い制度にしていくために、より多くの社員の声に耳を傾けながら運用を行っています。運用の中心となっているのは、全部署からメンバーをそろえたワーキンググループです。 若手社員の成長のため、お客様に求められる組織になるため、部署が成長していくために、どのような教育を行う必要なのか。ワーキンググループには、製造、生産技術、研究開発、事務などの分野で活躍している個性の強いメンバーがそろっているため、情熱の込もった意見が飛び交っています。意見をまとめるのは大変ですが、とてもやりがいのある仕事です。
立松
人財開発室は、「QCサークル」や「創意くふう提案活動」の事務局も担当しています。 QCサークルとは製品・仕事などの質の管理・改善を行うための小グループのことです。キャタラーでは人材育成(個の成長)を主目的に全員参加にて活動に取り組んでおり、社外大会での発表やグローバルQC大会の開催など積極的な活動を行っています。
小集団活動で取り組むQCのほかに、個人で取り組む「創意くふう提案活動」があり、日々の業務の中で「やりにくいな」「困ったな」と思った事を「やりやすい」ように「困らない」ようにくふうして改善するものです。これにより、経費節約や作業性などが向上するばかりでなく「考える力」や「行動力」などが養われ、人材育成にもつながっています。
立松
人事は、会社説明会や社内教育などで、人前に立つことが多い仕事です。学生の皆さんや社員のニーズに合った企画を実現でき、参加者が満足そうな表情を浮かべてくれたときには、うれしさを感じますね。 C-HAMのように新しいものをつくる企画にも、やりがいを感じます。
経営管理本部 人事部 人事労務室
岡島 大輔
岡島
人事業務、労務業務では、強い責任感と正確性が求められます。 人が働く意味を突き詰めて考えると、給料のために働いているという面は、あると思います。ですから、昇給、給与計算、賞与計算などの業務は、極めて重要。それらの業務について、経験と知識を深めながら、技能を高めていけば、大きな達成感があるでしょう。
労働関係法令が改正されれば、社内の規定類も変更しなければなりません。私は社会保険労務士でもあるため、専門知識を活かし、この業務に当たっています。コンプライアンスの視点から、会社を正しい方向へ導く仕事であり、やりがいがあります。
立松
当社には職場先輩制度があり、新入社員1人に対し、先輩社員1人が教育係として付きます。
岡島
私も昨年、先輩社員として、労務業務を担当する新入社員を教育しました。 私が工夫した点といえば、彼女が重要なポイントに集中できる環境を整えるため、仕事を切り分けたことです。まずは、週に1回、法律の知識を座学で教えました。次に、社内ルールを教育しました。そして、システム操作のOJTに移りました。覚えなければならないことを一気に教えるのではなく、段階を踏むようにしたわけです。
その社員は2年目の今、給与計算と賞与計算の中心的存在として働くまでに成長し、私もうれしく思っています。
■ 2015年 4月入社
■ 大島 優海
※掲載している内容はインタビュー当時のものであり、現在の状況とは異なっている場合があります。