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生産技術本部 施設部T.A
2009年 新卒入社 生活健康科学研究科 卒
工場には建屋が必要です。建屋があっても、電気や水がなければ操業できません。
建屋の企画や設計、建築、維持管理、そして、電気・ガス・水道をいつでも使えるようにしておくためのメンテナンスや改修まで。これらにすべて関わるのが、施設部です。施設部の仕事は、どの会社にもなくてはならないものと考えています。
キャタラーの施設部は、2つに分かれています。1つは、建屋全般を管理する部門で、私はこちらに所属しています。もう1つは、廃棄物や排水処理場を管理する環境管理グループです。
現在、施設部が関わっている最大のプロジェクトは、磐田市に新設される「キャタラーARK(Advance Research Knowledge)クリエーションセンター」です。
ARKの建物から付帯設備まで、研究開発本部が使用できる状態にするのが、私たちの役目です。設備を据え付ける際、工事監督として立ち会うこともあります。細かいところでは、コンセントの取り付け位置まで、研究開発本部と相談しながら決めています。
私がこれまでに経験した仕事の中でも、規模が飛び抜けて大きく、責任とやりがいも大きなプロジェクトです。
キャタラーは有事の事業継続マネジメント(C-BCM:Cataler-Business Continuity Management)の一環として、ハード面の災害対応を進めていますが、これも施設部の重要な仕事です。
建物が倒壊しないように、上からモノが落ちてこないように、廃液等のタンクが損傷しても中身が社外へ流れ出ないように…。さまざまな対策を施しています。津波対策の防潮堤の設計・施工も施設部が担当しました。
有事の際に復旧対策本部を設置するS-Hallの建設の際は、工事の主担当者として力を注ぎましたので、思い入れがあります。
私はまだ海外出張の経験がないのですが、施設部は海外に行く機会もある部署です。
キャタラーが海外に工場を建設する際には、プロジェクトチームが編成されます。施設部の社員もチームの一員となり、どこに、どのような建屋を建てるのかという初期段階の検討から、専門性を活かして加わります。
施設部の仕事の魅力を一言で表すなら、「歴史に残る仕事」でしょう。
私たちがつくったものは、とても長い期間にわたって使われます。そのため、いつまでも「あれは僕がつくったんだ」と胸を張って言うことができますね。
設計から施工まで関われるという点は、建設会社の社員でもあまりないことなので、貴重な経験だと思います。
また、社内の他部署から「ありがとう」と感謝されることが多いのも特徴です。社内に知らない人がいないくらい、多くの部署と関わり合うところは、私の性格に合っているかなと思っています。
さらに、小さなことですが、施設部の仕事で身に付けた知識や技術や、日常生活でも役立ちます。例えば、家庭で水漏れなどのトラブルがあっても、業者を呼ばずに自分で解決できます。
私は大学院で生物化学分野の研究をしていました。2009年に入社し、最初に配属されたのが、施設部でした。
生物をやってきた人間が建屋をつくったり、水や電気を管理したりしなければならないので、最初は難しさを感じました。
ただ、すぐに分かったのは、キャタラーは教育体制が充実していて、先輩社員の面倒見がよいということ。「施設部って何ですか?」というレベルだった私に、1つひとつの仕事を丁寧に教え、育ててくださいました。よい会社、よい職場に巡り合ったと思っています。
キャタラーは、高い能力を持つ社員を早期に育成する人財育成制度C-HAM(Cataler-Human Asset Management)を構築しています。これから益々、人を大事にする会社になっていくことでしょう。
平日の夜は、ティータイムを楽しんでいます。妻はハーブが好きなので、その日の気分に合わせたハーブティーを調合してくれます。将来、家を建てたら、庭でハーブの栽培をしたいね、と話しています。
映画が好きな私は、自宅と映画館で合わせて年間100本以上を観ています。鑑賞後は感想を書き留め、自分のブログで紹介しています。最近のオススメは、生田斗真主演の「予告犯」です。
※掲載している内容はインタビュー当時のものであり、現在の状況とは異なっている場合があります。