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調達・生産管理本部 調達部S.Y
2016年 新卒入社 国際学部 卒
「ずっと働き続けたい」と思い、就職活動をしていました。結婚したら仕事を辞めて家庭に入る生き方は、自分には向いていないと考えていたので、長く働ける企業を探しました。
とはいえ、私は激しく競い合う働き方をしたいわけでもありませんでした。その点、キャタラーを訪問してみると、ちょうどよい雰囲気に感じられました。また、私の実家はキャタラーに近いのですが、近所のキャタラー社員の方たちに会社の様子を尋ねたところ、「働きやすい」という声を何度か聞いたことも大きかったと思います。
私は大学が国際学部で、女子学生が多かったこともあり、メーカーに就職した同級生や先輩は多くありません。友人から「何をつくっている会社で働いているの」と聞かれたときは、まず「触媒だよ」と答えます。しかし、触媒を知っている人は誰もいません。そこで一応、説明します。「クルマの排気ガスをキレイにして、世界の空気をキレイにするものだよ」。友人たちは「へえ、すごいね」と反応しますが、大抵の場合はそこでおしまいです。
本当は、文系の女の子にとっても触媒の話は面白いはずです。私も技術のことは詳しくありません。それでも、研究開発部の方に話を聞くと、「そんなことができるんだ!」と引き込まれます。
自動車や化学はよく分からない…という人でも、触媒のすごさや、環境にどれくらい貢献しているかについて、ぜひ1度は話を聞いてみてほしいですね。
私が所属する調達部には3つのグループがあります。
調達の企画を担当するグループ、設備や消耗品を扱うグループ、そして製品の材料を買うグループです。
私は材料を買うグループで、自動車向け触媒の材料を買い揃える仕事をしています。海外拠点と連絡を取り合い、必要な材料を発注する業務も行っています。
私のグループでは、各社員が20社から30社ほどの仕入先を担当しています。日ごろは、その仕入先の営業担当の方とメールや電話でコンタクトを取ったり、当社で打ち合わせをしたりして、材料を必要な時に必要な分だけ納入していただきます。価格改定の時期には、価格交渉を行います。
ときには、仕入先から「納期が遅れます」という連絡を受けることもあります。その場合、材料を必要としている当社の製造部門や研究開発部門にすぐに連絡します。納期遅れが重大な問題に発展してしまう恐れがあるときは、上司に相談し、仕入先と協議することになります。
海外のお客様が来社されるとき、キャタラーの業務内容などについて英語でプレゼンテーションをすることもあります。
また、先日は初めての海外出張としてアメリカに2週間ほど行きました。アメリカにある仕入先を訪問し、調達について打ち合わせをしたり、当社の拠点を訪れたりしました。まだ調達部員としての経験が浅い私ですが、これから取り組むべき多くの課題が見えた実りある出張でした。
私は小学生のころから、近所のアメリカ人に英会話を習い、その方の家族とも仲良くさせてもらいました。高校、大学も英語力を伸ばせる環境を選びました。そのため、就職活動では、「英語を活かせる」ことが1つのポイントでした。
私と同じように考え、就活をしている方から、「英語力が役立ちますか?」と質問をいただくことがあります。また、英語に限らず、「○○を活かしたい」と希望される方も多いと思います。
その点、私は社会人になってから、考え方が少し変わりました。会社で働くとき、何よりも大事なのは、新しいことや、何も分からないことを勉強する力であると実感しています。その能力の大切さと比べれば、英語は1つの力に過ぎません。学生の皆さんは、必ずしも、英語にこだわって就活をしなくてもよいのかも…と思うようになりました。
学生時代は1人暮らしをしていましたが、就職してからは実家で家族と住んでいます。仕事を終えて帰宅すると、家族で夕飯を食べ、一緒にテレビを見て過ごします。家族と過ごす時間は、本当にいいものです。仕事が大変だったときでも、それほど疲れた感じがしないから不思議です。実家にはたくさんの親戚が遊びに来るので、いつも賑やかであたたかい雰囲気です。
女子会も楽しんでいます。キャタラーは男性より女性の方が少ないため、部署が違っても女性社員同士で仲良くなりやすいんです。同期や先輩と美味しいお店に行き、いろいろなお話をしています。
※掲載している内容はインタビュー当時のものであり、現在の状況とは異なっている場合があります。