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営業本部 第1営業部 第11営業室K.A
2015年 新卒入社 理学部 卒
大学で超分子化学の分野を研究した経験を活かし、地元・静岡県の化学系メーカーで営業職として働きたいと思ったことが、入社のきっかけでした。
実は、学生時代は車に興味がなく、どのような仕組みで走るのかも知りませんでした。触媒とは何かもわかりませんでした。しかし、それでもまったく問題ありませんでしたね。むしろ、エンジンの力がどこにどう伝わるのかとか、排気ガスがどこから出て、触媒はここにあって…といったことを入社後に知るのは、とても楽しいことでした。
入社後、現在の部署に配属されました。指導担当の先輩と一緒に、お客様である自動車メーカーとの打ち合わせや、見積り作成などを経験するところからスタートしました。最初は、打ち合わせの内容もよくわかりませんでした。しかし、日ごろの業務の中で先輩に質問すれば、何でも教えてくださり、とてもありがたく思いました。
触媒の開発は、自動車が発売される4、5年前から始まります。
私たち営業職もそのころから、自動車メーカーを継続的に訪問します。訪問先は、最初はお客様の開発部門、量産が見えてくれば設計部門と変わっていき、最終的には調達部門と価格交渉などを行います。私はトヨタ自動車殿の担当なので、週に1、2回ほど豊田市の本社を訪問させていただいています。
お客様との打ち合わせは、「こういう触媒をつくりたい」という話から始まり、開発が進むに従って、「この材料を使いたい」「このような工程を踏んでいきたい」といったご要望をいただくようになります。その都度、私たちはキャタラー社内の研究開発、生産技術、品質管理などの各部署と連携し、お客様のご要望に応えたり、ご期待を超える提案をしたりします。
お客様である自動車メーカーと私たちは、触媒の開発段階から完成まで、共に歩んでいく関係。それだけに、お客様から感謝されることも多いですね。ご提案の内容で喜んでいただくこともあれば、「明日までに見積りが必要になった」という急なご要望に残業して対応し、「ありがとう」と言われることもあります。
また、私は普段、国内で仕事をしていますが、アメリカと中国の拠点担当でもあります。海外出張も何度か経験しました。お客様がアメリカにある当社工場を見学されるときに同行したり、中国の営業スタッフに見積り作成などを教えたりするためです。海外での展開にはまだまだ可能性があり、面白そうだなと思っています。将来的には海外拡販にも関心があります。
キャタラーは、やりたいことをやらせてくれる会社だと思います。私の場合、所属部署の業務の範囲内で、お客様への報告内容や見積りの前提などについて意見を述べていますが、上司や先輩は必ず耳を傾けてくれます。
第11営業室では残業削減の取り組みが進んでいて、私も1日の残業が2時間を超えることは、まずありません。夕飯はいつも家で食べられます。同じ会社で働く妻との約束で、ご飯をつくるのは私の仕事。サラダと味噌汁に、丼物などの簡単なメニューをつくるのが、毎日の楽しみになっています。食後の片付けは苦手なので、妻にお願いしています。
得意なスポーツは卓球です。学生時代に体育会の卓球部に所属し、国公立大学の全国大会で団体3位になりました。今でも大学OBのチームに入っていて、試合に出場しています。練習はまったくせずに、“ぶっつけ本番”なのですが、リフレッシュのよい機会になりますね。
※掲載している内容はインタビュー当時のものであり、現在の状況とは異なっている場合があります。